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ひづめのおやど
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商品競争の厳しいコンビニにも必ずバウムクーヘンはある。今回も1帖くらいしかない売店で商品数少ないのにバウムクーヘンがおいてあった。でも回りに好き、という人はいない…。誰が買ってるのっ!?
白樺(美坂屋)
バウムクーヘン(香月堂)
キャラメルバウム(美松製菓)
厚切りバウムクーヘン(エースベーカリー)
●厚あつばうむ(株式会社マルエス製菓)
ラトリエ バウムクーヘン(株式会社ママ)
ハミング キャラメルクーヘン(美松製菓 福島工場)
ナイスバーム(金城製菓)
ナチュラルバターバームクーヘン(美坂屋)
バウムクーヘン(ユーハイム)
三方六(柳月)
バウムクーヘン (香月堂/CircleKdunkus)
ジャンボクーへン(乳糖製菓)

バウムクーヘンの切り方

バウムクーヘンのイラスト
商品名:厚あつバウム
名称:菓子
購入場所:都内某区役所地下売店
原材料名:鶏卵、小麦粉、砂糖、マーガリン(大豆由来)、コーンスターチ、膨張剤、香料、ソルビット、保存料(プロピオン酸ナトリウム)
製造:株式会社マルエス製菓

表には「厚あつバウム」とあるのに原材料名等のかかれた欄の上にぽつんと「厚あつバーム」ちゃんと統一しようよ。ってーか、文字校正しろ。つーかそれ以前に問題アリ。
さて、厚いときた。切断ハバは25mm、年輪にあたる部分は45mm。真ん中の穴が小さいときた。さらにパッケージのプリントで真ん中の穴が隠れちゃうのだ。
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バウムクーヘンの魅力の一つは穴だ。話はそれるが穴を隠すかのようにプリント文字が配置されている商品が多いよね。小さく切られているものは、その穴がない分バウムクーヘンとしての魅力を一つ失っている。自らの魅力を犠牲にして大衆向けに形状を変える。羽衣をなくした天女にも似た悲しさが…。厚いのは確かにお得でいいような気がするけれど、穴を小さくしてしまうのはいただけない。

superbの直訳は、すばらしい、壮麗な、華美な、とある。chefはシェフでしょ?「素晴らしいシェフによって手作り風に作られました」?(英語が不自由でご免ね) いくらなんでも「一流パティシエ」とまでの意味はないだろう。でも「chef」はコック長・料理人頭の意味らしいから、サラリーマンで言えば平社員じゃなくて課長か部長?「腕のいい菓子職人」よりもすこしキャリアと信頼感とこだわりを感じる。そういう人が「手作り」風に作ったと言いたいんだよね?ホントにそうですか?

考えてみましょう。この文章からするに、想像するのは100歩ゆずってケーキ屋の職人さん、が「よし、これなら手作り風でいけるぞ!」と太鼓判を押す図?え?違いますか?想像力暴走してますか、私?
あ、それとも「ウチのお母さんは世界一のシェフよ」ってゆーそういう世界?だとしても誰のお母さんも開発or製作に携わってないだろ。

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たぶん本当は工場の白いゴム手袋長靴にマスクと帽子の菓子担当者が「今度は手作り風でいきましょうよ」とある程度試作を重ねて、会議とかで「いいんじゃないか?」とOKを出してもらう、プロジェクトXな図でしょ。いや、それでいいの。だって当たり前でしょ。町のケーキ屋で作ってたら驚くよ。そうやって工場でバウムクーヘンに携わって手作り風にするために開発研究を重ねた人がいるなら、その仕事に敬意を払うよおいらは。

なのにsuperb chefという単語ではその人たちを想像できない。日本人だもん。どうしてこちらが違うイメージを抱きやすい言葉を使うのか、という部分なのだ。問題は。
きっと菓子担当者は商品開発を自信と責任をもってやっているに違いない(と願いたい)それなら、その「事実」に重点を置いた文章にすべきなのだ。「開発者が試作を重ねて作った」なんて書いても売れないだろ、と思うなら商品コンセプトを崩さずに伝える言葉をちゃんと探してそれを使えばいいのだ。真実を伝えることが商品や買い手に対する誠意だし、それが示されていない商品は売れないよね。それにそれが示されないということは売り手も商品を愛してないという証拠じゃない?

工場の機械で作っているってのはあたりまえでも「手作りの風合いを出すために研究を重ねました」って書くなら嘘じゃないし「ふ〜ん、開発がんばったんだ。美味しいかも」と思うだろ。「職人」とかにすれば工場で菓子を作っている人だって含まれるイメージになるじゃん。たかがコピーとか思わずにちゃんとライター頼め。予算なくて頼めなかったら入れない判断力を持て。
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開発や製造に携わった人にとっても失礼なことであると思う。その人たちの存在を隠そうとしてるようなもんだからである。イメージ戦略じゃなくて、ただの雰囲気で売ろうってのは、買い手を見くびってるよな。
「こんなとこ誰も読まないよ」と言うなら、大事な商品になぜ誰も読まないような文章を入れるのか聞きたいよね。パッケージは作り手のメッセージを込める大事な部分じゃない。

さーて中身を食べましょうか。
最初に見て思ったんだけど、年輪の一枚一枚の層が厚めなの。ふんわりタイプで厚めでキメが荒めなので、小さい穴があいてるな〜と思うくらい。ふんわりといっても最近のやたらふにゃ〜とした柔らかナントカみたいなのではない。しっかりとした気泡の大きい生地ってことっすね。

年輪の色は薄い、が、しかしなんだか層がハッキリわかれている。層の間に所々隙間があいている。一枚一枚はいでいくことはできないが、割ろうとすると、層にそってパカっと割れるのだ。これってなんでなのかしら。
実際そうやって層を剥ぐようにして食べるというのもハッキリ言って好きなのでヨイのだけど。
焼き上がった層に油とかを塗って、焼き重ねていくのかな?逆に塗らないから?それとも1層づつしっかり焼くからであろうか。それにしては焼き色が薄いのよね〜。

味はひたすら「あっさり」
唯一鶏卵が動物性だが他は全く動物性の油脂や牛乳っぽいものを使っていないせいか。パッケージにかいてある「plain」がほんとそのとおりってかんじ。これだけは好感もてた「お、そのまんまじゃん」て。
100円ケーキとかのスポンジに似てるかな。小麦粉はもちろん使ってあるが、なぜか思い出すのは「卵焼き」。
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パサパサではないがノドに詰まる、思い切り昔のバームクーヘン。
いや、でもね、ノドに詰まってもいーのよ。バームクーヘンはそういうものなんだもん!ノドに詰まるのがイヤなら一口ずつ食ってコーヒーや紅茶を飲めばいいのっ!詰まるような食べ方をするのが悪いの。
食べた後お決まりのように「バームクーヘンて胸につまるよね〜」と口にされるとバームクーヘン好きは傷つくのでご注意ください。
だからそう「バームクーヘンて好きとか嫌いとかいうほどのもんじゃない」というヒトには絶対食べさせちゃダメだな。

まとめ:
昔ながらのバームクーヘン。たまにはこーいうの食べて郷愁にひたるもよし。
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